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Q&A
Q1.お墓はいつ購入すればいいの?
仏教では、過去、現在、未来で物ごとを考えます。
そして、これを合わせて三世(さんぜ)と言います。
一番大切なのは現世で、過去でも来世でもありません。
生きている人を基本にした仏教本来の考えは、お墓をいつ建てたら良いという決まりはありません。大切なのは供養する気持ちなのです。
ただ、一般的には遺骨はあまり長く自宅に置かない方がよいので、可能なら(お墓がある場合)四十九日の法要までには納骨を行いたいものです。
それが無理なら一周忌法要までにお墓を建てて納骨するか、遅くとも三回忌までには行いたいものです。
お墓を買うということは、費用的にも労力的にも大変なことです。最近では、寿陵墓(=生前墓)を購入する人が増えてきており、自分で納得のいくお墓を求められるのは幸せなことだと思います。
お墓や仏壇や礼拝物などは(どんな高価なものでも)相続税の対象にならないので生前にそれらを買われると節税対策にもなります。
必然的にその分のお金は生前の資産から差し引かれるので、後に残った家族の相続税の負担を軽減することができます。
また、不動産取得税・固定資産税などもお墓に関してはかからないので、税金の心配をしないで持っていることができます。
Q2.お墓の種類を教えて!
寺院墓地
大抵はお寺の境内にあり、その寺院が管理している墓地のことです。
寺院墓地のお墓を得るということは、そのお寺の檀家(※1)になることが前提となっている場合がほとんどなので、必ずそのお寺の行ことやお付き合いの仕方について確認しておいた方がよいでしょう。同時に住職の人柄についても、長く信頼してお付き合いができるかどうか考慮に入れる必要があります。利点としては、手厚く供養して頂けるという点があります。お墓が境内にあるので法要を本堂で営めます。また頼めばいつでも僧侶が読経して供養してもらえます。お寺の中にあるので管理面も安心です。
※1:檀家とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。
公営墓地
都道府県、市町村などの地方自治体が管理・運営している墓地です。申し込みや問い合わせは、各都道府県や市町村役場になります。公営墓地は、墓地にとってもっとも重要な永続性が保証されていて、永代使用料や管理費が安く抑えられてます。また、自治体が管理しているので、宗旨・宗派による申し込み制限などの宗教的な制約は一切ありません。ただし、契約に関してはいろいろと条件がつきます。例えば、現住所がその自治体にある、お墓の継承者がいる、遺骨があるなどの条件です。募集に関しても随時行っているわけではありません。募集があっても大抵が希望者が多いため、抽選制で購入が困難なのが現状です。また、大規模開発のところが多く、立地面で不便なところも少なくありません。申し込みにあたっては十分な検討が必要です。
民営墓地
財団法人や社団法人が運営していたり、民間が宗教法人から運営の委託を受けている霊園で、宗教宗派を問わずに申し込むことができます。公営墓地に比べると永代使用料や管理費などが多少割高になってますが、遺骨の有無などで申し込みに制限がかけられていることはほとんどありません。墓地によっては、お墓のデザインや大きさなどを自由に選択できる場合もありますが、石材店は指定されている場合は多いようです。
Q3.霊園の使用規定を教えて!
墓地には公営・民営・寺院を問わず、使用する際にいろいろと制限がかけられます。「使用規定」の基準に当てはまらないと使用が認めてもらえなかったり、守らないと返還を求められたりすることもありますので、将来を見据えて、墓地を購入する際は必ず「使用規定」をじっくり読み、内容を十分確認する必要があります。
1.宗教・宗派の規定
寺院墓地の場合は、同じ宗派でないと入れませんが、公営・民営の場合は大丈夫です。
2.納骨すべき遺骨があるか?
公営墓地の場合、遺骨がないと申し込みができない場合が多いです。
3.石材店の指定
民営霊園の多くの場合、指定石材店から墓石を購入することになります。寺院墓地の場合も、石材店が指定されている場合があります。
4.墓石の指定
形や大きさなどに規定がある場合があります。
5.すぐに墓石を建てなければなかないか?
遺骨がなくても、数か月以内に、墓石を建てなければならなかったり、外柵だけは整備するように求められることがあります。
6.管理料の支払い方
3年前納という場合もあります!
7.墓地使用権の取り消しの条件
管理料滞納の場合、使用権を取り消されるケースもあります。
Q4.お墓の費用を教えて!
永代使用料
お墓を建てる時に「お墓を買う」と言いますが、正確には「永代使用権を買う」ということで、土地を所有する権利を買うわけではありません。ただし、永代使用権の内容や制度はそれぞれの契約によって異なりますから、契約内容を十分確認してから買ってください。墓地の永代使用料は安い順に公営・民営・寺院と言われています。とはいっても限られた予算で墓地をほしいという人がいた場合、公営がいいとは限りません。なぜなら、公営での墓地面積は最低4㎡と大きな区画しかない場合があるからです。一方、民営の場合は1㎡以下で販売されているケースもあるようです。狭さを我慢すれば予算内で購入できるかもしれません。ですので、いろいろと見学に行き、よく考えながら選んでください。
墓石費用
墓石の本体と外柵と工こと費の3つが必要な建墓の費用とされます。墓石の値段は石の大きさと種類で数十万円から1000万円以上と言われています。ですが、単純に価格が品質を反映というものでもないようです。その理由のひとつとして、石の種類により取れる量に差があり、その多い少ないによって価値が決まってくるということがあげられます。墓石に一番必要なことは耐久性です。良い墓石の定義は3点あり「硬度が高く」「水を吸いにくく」「石そのものに傷やムラがなくキメが細かい」ことです。現在、よく使われている墓石は磨くと光沢の出る花崗岩で、価格は石の色合いや組成物質の違いによってかなりの幅があります。
Q5.お墓のリフォームについて教えて!
皆さん、お墓がリフォームできることをご存じでしたか?私達は、お墓参りを通して、故人を偲び、それをご縁として仏様に手を合わせ、心穏やかに安らぐ時間を過ごします。しかし、せっかくのお墓参りなのに、お墓が壊れていたり、汚れていては気持ちよくお墓参りをすることができません。ですが、リフォームをすることによって、見違えるほど立派なお墓になります。きれいになったお墓で、気持ちよくお墓参りをしませんか?お墓がリフォームといっても、どんな改修ができるのか、そして、どのくらいの費用がかかるのか、全く見当がつかないという人がほとんどではないでしょうか?もし、「これってリフォームできるのかな?」という気になることがあれば、まずは信頼のおける石材店に相談してみてください。相談する時は、今、お墓の気になる部分を明確にしておいたほうがいいでしょう。相談して得た情報を自分なりに再検討した上で、どのようにリフォームするかを決めましょう。